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   「これが北海道の開拓に貢献し、北海道文化遺産に登録された“どさんこ”(北海道和種馬)です」―10月2~4日、東京・代々木公園で行われた『北海道フェアin代々木2009』で、馬の背に荷物を積んで運ぶ“だんづけ”(北海道以外では駄賃づけ、駄づけともいう)が紹介され、あわせて体験乗馬でふれあいを深めた。長いたてがみと前髪、粕毛など野生色を漂わせたどさんこを見るのは初めてという人が大半のため、「よくあんな重そうな荷物を積めること」と驚いていた。
   同フェアは北海道フェアin代々木実行委員会と北海道ふるさと会連合会の主催、㈱三越の特別協力で観光と物産PRの一環として行われた。だんづけ実演は北海道和種馬保存協会(近藤誠司会長)が協力、函館から3頭の馬を津軽海峡をフェリーで4時間、陸路9時間かけて東京へ着いた。1回の駄載実演は30~40分、間に乗馬体験をはさんで午前  10時から午後4時半まで繰り返す。
   駄載は前が狭く高く、後ろが広く低い文月鞍を使う。この型は本州にない独特のもので、重くて長い荷物を運ぶのに都合がいいという。ロープも1本で手際よく鞍に固定する。だんづけが盛んな頃は道内はおろか石川県や静岡県まで出かけ、車が入れない山間部などでいろんな資材や高圧線などの重い資材を運び、活躍した。
   日本には、どさんこを含め8種類の在来馬がいる。この中でどさんこの最大の特徴は年中野外で飼育できる強健性と、重い荷物を背に載せて運ぶことができる力持ちにある。このため北海道和種馬保存協会や函館だんづけ保存会は、だんづけに使える慣れた馬、馬具、ロープ技術などを保存・継承し、後世に伝えるための活動を行っている。
   一方、中型でおとなしいので、初心者や障害者乗馬で歓迎されているが、ホーストレッキング、馬のマラソンのエンデュランス、災害救助隊、森林愛護騎馬隊での利用が期待されている。


 
俵物やまきの積み込み
俵物やまきの積み込み
子供や女性でにぎわった乗馬体験
子供や女性でにぎわった乗馬体験
2009.10.13